WHAT YOU WILL LEARN
この記事で分かること
- ✓2タイプに共通する、決めてから動きたい気持ち
- ✓使うことと備えることですれ違う理由
- ✓どちらかを我慢させない家計ルールの作り方
ライオンは、経験やチャンスへお金を使いながら前へ進むタイプ。シマリスは、未来に必要な分を少しずつ蓄えることで安心できるタイプです。
一見すると正反対ですが、どちらも「なんとなく」より、自分なりの基準を持ってお金を動かしたいところは共通しています。この記事は相性を良い・悪いで判定せず、違いを話すための入口を探します。
2タイプをひとことで
ライオン
収入を伸ばすこと、いまの経験へ投資することに前向きです。動いた先で次の機会をつかみたいので、使わずに待つことを窮屈に感じることがあります。
シマリス
必要なものを先に取り分け、未来の選択肢を守るのが得意です。残高や備えが増えるほど落ち着くため、予定にない大きな支出には慎重になります。
共通して大切にしていること
2タイプとも、お金の流れを自分で決めたい計画派です。違うのは「何を先に確保すると安心できるか」です。
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| 視点 | ライオン | シマリス |
|---|---|---|
| 先に確保したいもの | 挑戦や経験の機会 | 未来の安心と余裕 |
| リスクの感じ方 | 動かないことも機会損失 | 減る可能性を先に確認したい |
| 満足を感じる瞬間 | お金が行動や成果へ変わる | 備えが積み上がり選択肢が残る |
| 見ている時間 | いま役立つか | 先々も困らないか |
目的を言葉にすると、どちらも無計画ではないことが分かります。
違いは、4つの軸のどこにある?
ライオンとシマリスは、どちらも「きっちり計画」寄りです。予算や目的を言葉にし、自分で決めた感覚を持ちたい点は共通します。
一方で、リスク・消費・時間の三つは違います。ライオンは「ふやす・つかう・いま」に気持ちが向き、シマリスは「まもる・ためる・みらい」に安心を感じます。大きな違いがあっても、共通する計画の軸を使えば話し合いの形を作れます。
ライオンが「今」を選ぶ背景
ライオンは、良い機会には時期があると感じます。学び、人との出会い、事業など、今動くことで次の収入や経験につながる可能性を見ています。そのため、使わないことにも損失を感じます。
シマリスが「未来」を選ぶ背景
シマリスは、今の選択が先の自由を狭めないかを見ています。急な出費や予定変更があっても対応できる残高が、安心して暮らすための土台です。そのため、減る理由が曖昧な支出に不安を感じます。
すれ違いやすいのはここ
ライオンから見ると、シマリスの慎重さは「せっかくの機会を逃している」ように見えることがあります。シマリスから見ると、ライオンの決断は「備えを確認せず進んでいる」ように映るかもしれません。
すれ違いの原因は金額だけではなく、安心が生まれる順番の違いです。使うか使わないかを決める前に、相手が何を守ろうとしているかを聞くと話しやすくなります。
言い方で変わる会話
「また使うの?」と聞かれると、ライオンは自分の挑戦を否定されたように感じるかもしれません。「そんなに貯めてどうするの?」と聞かれると、シマリスは安心を軽く扱われたように感じます。
代わりに、次のように目的を聞きます。
- 「この支出の先で、何を実現したい?」
- 「いくら残れば、今回は安心できる?」
- 「決める前に、一緒に確認したい条件は何?」
人格ではなく、今回の判断条件について話すことがポイントです。
場面別に考えてみる
貯蓄を決めるとき
シマリスは、先取りする金額が決まると安心できます。ライオンは、残りを自由に動かせると分かれば息苦しさが減ります。「先取りする備え」と「自由に使える挑戦枠」を同時に決める方法が向いています。
大きな買い物をするとき
ライオンは得られる経験や時間を説明し、シマリスは買った後に残るお金を確認します。メリットと残高を同じ紙に並べると、どちらか一方の基準だけで決めずに済みます。
楽しみにお金を使うとき
予定した楽しみなら、シマリスも安心して使いやすくなります。ライオンは、楽しみの予算が先に確保されていると遠慮なく行動できます。旅行や趣味の積立は、2タイプの長所が重なる方法です。
収入が増えたとき
ライオンは、増えた分を次の経験や設備へ回したくなるかもしれません。シマリスは、先に貯蓄や備えを厚くしたいと考えます。
全額をどちらか一方へ寄せず、「増えた分の何割を未来へ、何割を挑戦へ」と決める方法があります。比率は家庭ごとに違ってよく、先にルールを決めることで毎回の交渉を減らせます。
想定外の出費があったとき
シマリスは予定の立て直しを優先し、ライオンは収入を増やす方法や早く取り戻す方法を考える傾向があります。まず事実として必要額と期限を確認し、その後で「減らす案」と「増やす案」を両方出すと、二人の強みを使えます。
2人で作る、三つの財布
すべてのお金を一つの基準で管理すると、違いがぶつかりやすくなります。役割を三つに分けてみましょう。
横にスライドして確認できます
| 財布 | 目的 | 決め方 |
|---|---|---|
| 暮らしの財布 | 固定費と日常生活 | 二人で必要額を確認する |
| 安心の財布 | 急な出費と将来の備え | シマリスが重視する最低ラインを話す |
| 挑戦の財布 | 経験、学び、新しい機会 | ライオンが重視する自由枠を確保する |
財布は実際の口座でなく、家計簿上の区分でも構いません。重要なのは、安心を増やすお金と可能性を増やすお金が、どちらも正式な役割として認められていることです。
話し合いが難しい日のルール
疲れているときや、購入期限が迫っているときは、タイプの違いが強く出ます。その場で結論を出さず、一定額以上の支出は翌日まで置く、資料を一枚にまとめてから話すなど、会話の条件を決めておきます。
「どちらが正しいか」を決めるより、「二人が判断しやすい時間と情報をどう作るか」を決めるほうが、次の話し合いにも使えます。
お互いに聞いてみたい3つの質問
- この支出で、いちばん得たいものは何?
- いくら残っていれば、安心して決められそう?
- 今回だけの枠と、毎月続ける枠を分けるならどうする?
相手を説得する質問ではなく、判断基準を知る質問として使います。
2人のはじめの一歩
10分だけ時間を取り、紙を左右に分けます。左に「未来の安心のために残す額」、右に「今年やってみたいこと」を1つずつ書きます。
両方を同時に見ながら、今月できる小さな配分を1つ決めましょう。完璧な年間計画まで作らなくて大丈夫です。
ポイント| タイプは行動を決めつけるものではありません。いま何を大切にしているかを話す入口として使ってください。
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