WHAT YOU WILL LEARN
この記事で分かること
- ✓家族合計で比較するために必要な請求項目
- ✓使用量・通話・セット割を確認する順番
- ✓契約を変える前に家族と相談しておきたいこと
家族のスマホ代を減らそうと料金表を開くと、割引や特典がたくさん並んでいて、かえって決めにくくなることがあります。まずは新しい契約を選ぶ前に、いまの請求を整理しましょう。
比較する単位は、1台の広告価格ではなく家族全体の支払いです。 この記事では、契約を変更するかどうかを決める前の確認手順をまとめます。料金プランのランキングではありません。
1. 請求額を通信料と端末代に分ける
最初に家族それぞれの請求明細を開き、通信プランの基本料、通話料、オプション、端末の分割代を分けます。クレジットカードの明細にある引き落とし総額だけでは、どの部分を変えられるのか分かりません。
端末を分割払いしている場合、通信会社を変えても残りの支払いが続く契約があります。通信料が下がった分と、もともとの端末代は別の行で扱います。返却を条件に支払いが変わる購入方法なら、返却時期や機種の状態などの条件も購入元で確認します。
横にスライドして確認できます
| 確認する項目 | 家族A | 家族B | 確認する場所 |
|---|---|---|---|
| 基本料と適用中の割引 | 記入 | 記入 | 毎月の請求内訳 |
| 通話料と通話オプション | 記入 | 記入 | 通話明細・契約内容 |
| 端末の月額と残り回数 | 記入 | 記入 | 端末購入契約 |
| その他の有料サービス | 記入 | 記入 | オプション一覧 |
分からない項目は0円にせず「未確認」と書きます。あとで比較表の数字が合わなくなったとき、未確認の箇所が見えていれば調べ直せます。
2. 契約容量ではなく使った容量を見る
契約が大容量でも、実際には自宅のWi-Fiを使っている時間が長いかもしれません。編集部の確認方法として、直近3か月の使用量を並べることを提案します。平均だけでなく、最も多かった月とその理由も書きます。
旅行、帰省、通勤中の動画視聴など、特別な事情で増えた月を毎月の基準にするかは別の判断です。逆に、いちばん少なかった月だけで容量を選ぶと、忙しい月に追加購入が必要になるかもしれません。
家族でデータを分けられるサービスもありますが、同じ会社を使えば自動的に共有されるとは限りません。たとえばIIJmioの公式仕様では、データシェアの対象プランと同一IDなどの条件が示されています。共有できるかと、設定が済んでいるかの両方を確認します。
3. 電話のかけ方を分ける
電話番号に発信する通話と、インターネットを使う通話アプリは分けて考えます。電話番号への発信が多いなら、月の合計時間に加えて、1回あたりの長さを確認します。短い電話が多い人と、少数の長い電話をする人では、同じ通話時間でも比較する条件が変わります。
ahamoの料金案内では国内通話の時間条件と、超過時の料金、別料金になる発信先を確認できます。「通話込み」という言葉だけで、すべての電話が無料になるとは判断しないようにします。
病院、学校、勤務先など、普段かける相手に電話ができることも大切です。家族に説明する際は、安くなる金額の前に「いつもの電話のかけ方を変える必要があるか」を確認すると、乗り換え後の戸惑いを減らせます。
4. 残す回線の割引も確認する
家族のうち1人だけが乗り換えるときは、その人の請求だけを比較しないようにします。残る家族の回線や、自宅のインターネットに適用されている割引の条件を、契約先の公式情報で確認してください。
紙に「移す回線」「残す回線」「自宅の回線」の3行を作り、それぞれ変更前と変更後の月額を書きます。割引が維持されると確認できた行にはその根拠を、未確認なら確認先を書きます。割引がなくなると決めつける必要も、残ると期待して計算する必要もありません。
この段階では、家族全員を一度に変える案と、1人だけ変える案を別々に残せます。一つの案に早く決めるより、比較できる状態にすることを優先します。
5. 金額以外の条件を一人ずつ聞く
通信費を管理する人と、スマホを使う人は同じとは限りません。利用する本人に、自宅や勤務先でのつながりやすさ、店頭で相談したいか、設定を自分でできるかを聞きます。
端末については、機種名だけでなく型番とSIMの種類を確認します。公式の動作確認一覧に載っているか、必要な機能が使えるかを見てください。通信品質を編集部が実測していないサービスについて、速度や使いやすさを保証することはできません。
メールアドレス、決済、本人確認に使うSMSなど、毎日の生活で頼っている機能も一覧にします。代替手段が用意できないものがあれば、その確認を先に終えてから申込を考えます。
6. 最初の12か月で比べる
候補の月額を12倍した金額に、初期費用や必須オプション、失うと確認できた割引を加えます。最初の数か月だけ安い場合は、その期間と終了後を分けます。端末代は、乗り換えた場合にも残る支払いを別に見えるようにします。
ポイント特典は、受取条件や利用期限を確認するまで現金支払いから引きません。今月の引き落としに使えないポイントなら、家計の現金残高に与える影響も違います。比較表には「支払う金額」と「条件付き特典」を別々に置きます。
計算の具体例は乗り換え初年度と2年目の費用の比べ方で扱います。まずは同じ条件をそろえることが先です。
7. はじめの一歩は、家族1人分の明細を開く
今日すべての契約を調べる必要はありません。まず1人分だけ、基本料、使用量、通話料、端末代をメモします。次に分からない項目を一つ選び、公式の契約画面か問い合わせ窓口で確認します。
家族の確認が必要なら、勝手に契約を変える代わりに「この条件を残したいか」を相談しましょう。現状維持も選択肢に残した比較表なら、安さだけで結論を急がずに済みます。
通信費以外も整理したいときは、固定費を一覧にする方法から始められます。支払先を並べ、確認する日を決めるところまででも、次の見直しを進めやすくなります。

